外国人の留学や技能実習受け入れ~ 移民国のあり方 ”まちづくり”
今回の人権課題は、” 外国人”。
元日本ファーストの会メンバーとしては、本来は回避したい ” 移民政策 " に関わる
人権課題であるため、キャッチアップせずにはいられないものとして
『これからの多文化共生のまちづくり ~留学生と技能実習生に着目して~』
(福山市&ふくやま国際交流協会主催)を受講させていただきました。
講師は、NPO法人多文化共生リソースセンター東海 代表理事の土井佳彦さん。
『多文化共生』とは・・・
国籍や民族などの異なる人々が 互いの文化的ちがいを認め合い 対等な関係を築こうとしながら
地域社会の構成員として 共に生きていくこと(2006年 総務省『多文化共生推進プログラム』)
地域の変化と 外国人の受け入れ是非により
” 排斥 ”
” 棲み分け ”
” 同化 ”
” 共生 ”
と、4種類の対応策があり、
「日本に来たのなら日本人の私たちに合わせてね」という
『 郷に入れば郷に従え』 の” 同化 ” から、
「世界中の都市の中から 私たちの地域に来ることを選んでくれてありがとう」と
外国人居住者の方々に 感謝の気持ちを持って一緒に生きる ” 共生 ” へ
受け入れる地域住民側の 意識改革が 今後は必要になってきますよ。
という内容の講座でした。
その ” 生活者 ”としての外国人受け入れの具体的な取り組みとして、
環境整備を通じて、外国人の人権を護られることを 社会全体で強化していくというもの。
生活相談に対する多言語対応、
日本語教育の充実、
外国人労働者の雇用先への 働かせ方調査 などが喫緊事項になります。
在留外国人の方に 義務を課す限り、権利も充分に護っていかなければならず。
中高年齢層の引きこもりの方が 60万人超、
生活保護受給者が 200万人超、
専業主婦の方が 700万人超、
いらっしゃる 日本において
労働人材が 本当に不足しているのかどうか、
外国人労働者を受け入れてまで 経営していく価値のある事業・企業かどうか、
設備投資をして ロボット利用で 代替可能な業務には、それを積極採用されるべきではないか。
最低賃金が低く 非正規労働の 低所得者が 溢れている労働市場において
外国人材で 不足人員を補うと 賃金水準が上がりにくく経済が停滞してしまうことを
どう 捉えられているか。
外国人の方々が 永住されると、当然、将来的には社会保障も必要になるのですが
低所得のまま 支払った社会保険料 を基準にした 年金などで 賄えるものでしょうか。
外国人労働者受け入れで 利益を享受できるのは
人材仲介業者
人件費逓減事業者
政府・地方自治体 職員 etc.
・・・・・・労働者としての一般住民 では ” ない ” のですが、
思慮なく、どんどん 安価な労働人材である 外国人を受け入れ、労働市場を充当させようとしていることが伺えます。
彼らは 給料を節約し、自国にいる家族親戚に送金しているので、日本での消費はそう多くはないのです。
年金だけでなく、健康保険料など医療費も、納付額より 必要支給額が膨張するばかりであるはずのことを どう見積もられているのかと、不思議・不信に感じるのです。
<資料>----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
外国人状況(広島県と福山市)
外国人数
2014年 ⇒ 2019年 3,000人増(福山市内外国人)
= 9,300人/52,000人(福山市 17%/広島県全体)
※ 6,000人減(福山市内日本人)
外国人状況(国籍別 2018~2019年)
1.ベトナム(32%) 2.中国(27%) 3.フィリピン(16%) 4.韓国朝鮮(9%) 他
外国人状況(在留資格別 2018~2019年)
1.技能実習(38%) 2.永住者(21%) 3.留学(15%) 4.特別永住者(7%) 他
1.技能実習・国籍別
①ベトナム(45%)②フィリピン(24%) ③中国(21%)④インドネシア(4%)⑤タイ(3%)
3.留学・国籍別
①ベトナム(72%)②中国(16%)他
外国人状況(地区別 2018~2019年)
1.本庁管内(48%) 2.松永支所管内(16%) 3.東部支所管内(8%) 4.北部支所管
内(4%) 他
外国人雇用状況
2014年 6,000人/16,000人 (福山市 4割/広島県全体)
⇒ 2019年 9,000人/31,000人 (福山市 3割/広島県全体)
0コメント